第14回活動報告 H17.9.17

活動日 H17.9.17

三島街道

 第3期第4回目の活動(通算14回目)となった今回、前回は午後からの作業で雨に見舞われ途中で切り上げたため、未完成の部分について本日中に完成させる予定としました。

 作業の場所は前回に引き続き入山地点より約700m程の小沢筋に土止め及び片桟橋を作成する作業でしたが、今期の計画及び参加人数の関係から前回の作業場所とは別に入山地点より約600m程の崩落箇所の不陸整正作業と片桟橋を架ける作業も並行して行うこととなりました。作業内容については前回の経験を生かし部材となる針葉樹を運びスノコとなるように加工しながら橋を組み上げていく作業となります。去る9月7日に関東地方を通過した大型台風14号の風雨による影響が心配でしが、前回組んだ桟橋の基礎となるチノキがしなっていたことの他には特に被害もなく作業に取りかかることができました。また、9月も半ばというのに関東地方でも連日気温30度を超える猛暑(残暑)が続いており、平野部では秋晴れと言うよりは真夏日に近い日差しが照りつける予報でしたが、さすがに標高1,000mのこの場所ではすがすがしい初秋の気温とまでは行かないまでも気温は22〜23度前後と山作業には絶好のコンディションとなりました。

 今回の参加者は会員が23名、日光森林管理署より8月度の人事異動で新たに着任された署長が参加したこともあり流域管理調整官を含め総勢25名と今期一番の人員数で作業の遅れも今回で取り戻せそうな勢いとなりました。また、前回の作業において10mmの麻ロープの限界を超える作業からロープが切れて危険な経験をしたことから、今回は一回り太いナイロンロープを準備し万全の体制で望んだことで作業効率も上がり安心して作業ができ、精神的にも肉体的にも充実した内容となりました。なお、前期より歩道整備活動の指導をお願いしている専門家の指導により会員の各自が過去の作業経験を生かし効率よく作業をこなす様子は今後の作業の進捗状況や完成度向上の大きな礎となると感じました。ただ、今回も参加者の平均年齢が約60歳と高齢なため、いくら林業関係の出身者が多いと言っても慣れによる万が一の事故等が起こらないように、今後の作業については細心の注意は勿論のこと万全の計画を以て行うよう実施したいと感じました。

三島街道

                     活動日 H17.9.17