活動報告 H25.10.19~20(最終回)

 活動日H25.10.19~20 最終回            
 
今期で会を解散するに当たり、あまり知る機会の少なかった男鹿山周辺(キャンプ場起点)の散策やキノコ採りをして楽しむように今回はスケジュールを組みました。また、標高820mの男鹿のキャンプ場は平野部より半月から1ヶ月ほど早く冬を迎えるので、外気温の変化と参加者の体調面も含めて、毎年10月に行ってきた親睦会(今まで参加していただいた会員の慰労会)も例年通り併せて行なうこととしました。
 
イメージ 1散策コースは、横川林道を約5.0Km程歩いたところにある白滝沢の名瀑「白滝」を見学するコースです。今まででの作業時ではキャンプ場の先にある男鹿川の男鹿橋を渡って、男鹿山林道から横川林道に入り三島街道とのとりつき口までの約2.5Kmを車で移動するコースでしたが、今回はキャンプ場から男鹿橋を渡り、横川林道には入らず、道なりに男鹿山林道を歩きながら散策することとしました。
 
イメージ 2「白滝」までの道のりは、途中に3か所程横川集落で運営している「横川放牧場」へと続く道や、目的地である「白滝」の横には横川集落の収入源ともなっている「わさび田」があります。地元の管理人は車で移動していますので、現場までの林道は歩くには十分すぎるほど整備されており、砂利道とはいえ幅員の広い歩きやすい道が続いています。先週中に関東地方を直撃した台風26号の影響もあり途中数か所で崩落した個所を修正した所もありましたが、危険な場所ではありません。所々に今が旬の「キノコ」が群生している場所もあり、特に場荒れした様相もなく、キノコを取りながら楽しく散策ができました。
 
「白滝」までは、ゆっくりと歩きながら「キノコ採り」も楽しみまながら、約2時間でたどり着きました。紅葉にはちょっと早かったようで、一部の紅葉樹以外はほとんどが未だに色付いてはいませんでした。標高1,000~1,200m付近の頂上部でもほぼ紅葉した樹木は見られず、景色的にはちょっともの足りない部分もありましたが、先週の台風26号の影響からか、川の水量は通常の2~3倍はあったでしょうか?そのため、「白滝」は今までにない見事な水しぶきと見ごたえのある景観を与えてくれました。こんな山奥にこんな立派な滝があることをあまり公表したくありませんが、キャンプ場を利用するキャンパー達や隠れ滝マニアには是非一度足を運んでいただきたい見事な滝であることは間違いありません。
 
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 さて、夜は会の最後となる親睦及び慰労会と銘打った宴会をとり行いました。今回は過去の退会者を含め数十名に案内状を送付したところ、11名に出席の返事をいただきました。慰労会及び宿泊については今回も「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場(男鹿山荘コテージ)を利用させて頂き、快適な空間を提供していただきました。宴会時間はPM5:30からスタートし、発足当初からの苦労話や楽しかった話など話に花が咲き乱れ、就寝はPM11:00と延べ5時間以上飲んだり食ったりと楽しいひと時があっという間に過ぎ去り「お・も・て・な・し」は大成功に終わりました。
翌朝も昨晩では話が尽きなかったのか、朝食を取りながら1~2時間も語り合う姿が、この会を通じて知り合った仲間の「絆」「結束」の固さを再度認識いたしました。
 
皆様本当に御苦労様でした。会は解散しますが、仲間同士の交流を大切に、個人ごとにお付き合いを続けていければ幸いに思います。またいつかお会いすることを祈念して、「さ・よ・う・な・ら」。
 
 
イメージ 7イメージ 6 これは「クリタケ」です。左の写真はちょうど食べごろ。右の写真は成長した姿です。キャンプ場からほんの数十メートルの場所で見つけました。直売所などでは「マイタケ」に並んで高額なキノコとして販売されています。
この他に、「ヒラタケ」や「ナラタケ」など、結構大量に獲れました。
早速、「芋煮鍋」の具材として調理しましたが、、新鮮なキノコと地元で採れた大根やサトイモとの相性も抜群で、
本当においしくいただきました。
 
 
追:会で購入した備品等につきましては、協議の結果、キャンプ場の備品として寄贈することとなりました。また、資料・写真・等々につきましては、キャンプ場の管理棟2Fに展示してあります。活動に参加された方々には
開放しますので、是非ご確認ください。
 
 活動日H25.10.19~20 最終回            

活動報告 H25.9.28

報告 H25.9.28                
 
 
今回は「三島街道を復元する会」がベースキャンプとして利用させていただいている「ワイルドフィールズおじかキャンプ場」についてご案内させて頂きます。
イメージ 2イメージ 1 このキャンプ場はホームセンターをメインにアウトドアショップ「ワイルドワン」やさまざまな業種・業態を展開するカンセキが営むキャンプ場施設で、もっとも自然に近いキャンプ場を目標として、「人と自然のかかわり方」をテーマに、たくさんの方々に親しんでいただきたいと考えているキャンプ場です。また、個性的なコテージも用意され、御家族連れやグループでの利用も出来るようになっており、アットホームな雰囲気や空間環境が整理さたキャンプ場です。
『詳しくは、http://www.wild1.co.jp/index.jsp をご確認ください。』
 
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東京方面からは、東北自動車道を北上し、栃木県の西那須野塩原ICからキャンプ場まで行くコースと宇都宮IC経由日光宇都宮道路の今市ICからのコースがありますが、距離はほぼ同じでも途中の道路事情や地形が異なるため時間的には約20~30分程度到着時間に違いが生じますが、季節に応じて走る道路を変えるのも面白いと思います。
 
日光自動車道の今市ICから鬼怒川温泉街を通り五十里湖沿いのワインディングロード抜ける道は道幅も狭く曲がりくねっており、運転には多少神経を使う場面も多々ありますので時間はかかりますが、自然のロケーションは最高で、紅葉シーズンには関東地方でも有数の紅葉狩りを堪能できますし、有名な「日光江戸村」や「日光猿軍団」「東武ワールドスクェアー」「龍王峡」などの観光名所も多く、一日中楽しめるコースです。
一方、東北自動車道の西那須野塩原ICからのコースでは、名湯である「塩原温泉」や秘湯と言われる「奥塩原温泉」が有名ですが、隠れた穴場として「この葉化石園」や「源三窟」などは観光スポットとして賑わっています。また、塩原ダムに架かる本州一の長さを誇る全長320メートルの「もみじ谷大吊橋」は必見の価値があります。
 
いずれにせよ日本でも有数の名の知れた温泉街やアトラクションを通っていくため、子供連れやサークルでの利用にもお勧めの場所です。キャンプ場近辺では「上三依水生植物園」などの自然とのふれあいを大切にした施設もあり、キャンプ場では一日中寛ぐもよし、キャンプ場をベースとして観光巡りをするもよし、更には、数多くある温泉を巡るもよし。はたまたキノコ採りや山菜狩り、渓流での釣りやトレッキングと、アウトドアレジャーには事欠かないフィールドを備えていますので、都会の喧騒を離れてリフレッシュするには最高の場所でもあります。
 
さて、「三島街道を復元する会」は、このキャンプ場をベースキャンプとして廃道となった道の整備を行なってきました。約110年前の明治17年に短期間(約10ヶ月)で作られた道ですが、歴史あるこの道を復元すべくボランティア会員を募り、現日光市の横川集落から「桃の木峠」を経由して現那須塩原市の古町までの全長23Kmの全線を整備する予定でした。横川の「男男鹿橋」から「桃の木峠」までの7Km区間は順調に整備も進みましたが、「桃の木峠」から塩原側については法的制約や事故に対する責任問題等もあり、進捗は難しい状況となりました。機会があれば、再度塩原側の整備を行いたいと思っています。会は本年を以って解散しますが、是非復元作業を行いたいと言う方がいれば応援は惜しみませんので御連絡をお待ちしております。(連絡はキャンプ場にお願いします。)
 
 
報告 H25.9.28                

活動報告 H25.8.24

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活動日 H25.8.24


「三島街道を復元する会」も平成15年10月の発足から満10年となり、毎年4月から11月まで月1回、年8回を活動日として計画してきました。過去には台風や豪雨、また、降雪等により中止となった日もありましたが、これらの日を除いても計62回の活動を実施しました。作業内容は崩落個所の整正や桟橋の設置、道片の整備や小径木の撤去、幅員の拡幅などで、参加者には事故や怪我もなく現在に至っています。しかし、ここ数年新規の入会者が滞っていることや当初より参加して下さった会員の皆様の高齢化等により退会者が目立ち始め、また、「三島街道を復元する会」の発起人である故服部吉雄氏の突然のご逝去(平成18年4月末)で遺志の継承が希薄になってしまった事もあり、参加者が集まらず中止にせざるを得ない状況が多くなったことから、今期限りで会を解散する運びとなりました。
発足当初より日光森林管理署の理解と協力もあり、旧「男鹿橋」より「桃の木峠」までの約9Km間の整備は順調に進んだものの、全行程23Kmある中、塩原側への着工までには至りませんでした。道片の途切れている個所の整正や崩落個所の修復、小径木の撤去や下草刈り等は、日光市側(旧藤原町横川)の国道121号線(会津西街道)を横川の集落内から「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場に向かって進み、キャンプ場より横川林道を向山(標高1,160m)方面に入ったところにあるとりつきから、三島街道跡を日留賀岳(標高1,849m)の稜線に向かって登り、通称『桃の木峠』を超えて塩原側(現那須塩原市)に入るルートまでは終了しました。

このキャンプ場から東の山々を望むと、鹿又岳(標高1,817m)や男鹿山(標高1,777m)の頂上付近には環境破壊等の理由で完成半ばで廃道となった「塩那道路」の掘削跡がハッキリと確認できます。
この道路は、観光道路「塩那スカイライン」として塩原から板室までの間で構想された道路ですが、最高地点が1,700mを超える道であり、その高低差を登り降りするためにつづら折りを繰り返した結果、非常に長い道のりとなってしまい国道400号経由のルートと比較してショートカットとして機能しないこと、そのため各地のスカイラインと同様の有料道路として整備しても通行量が見込めないことから計画が凍結している道路です。2013年現在、塩原 - 土平(どだいら)園地間及び深山園地~板室間のみが開通しており、それ以外の区間は土砂崩れや環境破壊などを防ぐ措置を講じつつ、自然に任せるなどして廃道とするとしています。 なお、土平より先にもパイロット道路が通じていますが、那須塩原警察署が通行止(歩行者も含む完全通行止)の規制を敷いており、道路管理関係者と一部の地元住民以外は一切の進入ができない状況です。また、この道路の建設に係る工事用道路として横川の集落を経由してキャンプ場より先に資材の運搬道があったようですが、現在は場荒れがひどく定かではありません。


活動日 H25.8.24

活動報告 H25.7.20

報告日 H25.7.22
 
今回も参加者が少なく活動は中止となりました。 
「三島街道を復元する会」も平成15年の発足から10年が経ちました。その間、活動も順調に且つ盛大に行われてきましたが、新規会員の入会が滞っていることや当初よりの会員が高齢化した事、また、発起人である故服部吉雄氏の逝去(平成18年4月末)等も重なり、今期で会を解散することとなりました。現在の会員数は16名ですが、発足当初は60名の方々に支えられて荒れた古道の整備を行ってきました。また、日光森林管理署の理解と協力もあり、旧「男鹿橋」より「桃の木峠」までの約9Km間で道片を塞いでいる針葉樹の伐採や枯倒木および風倒木の撤去、また間伐や下草刈り等の作業を中心に、参加者も目標を持って充実した作業を行うことが出来ました。当初歩行が困難であった土砂等が崩れて道を塞いでしまった崩落個所等も鍬やスコップで整正し、「木桟橋」を組み上げたり「片桟橋」を架けたりと参加者が一丸となって取り組み、一人一人が努力した成果が完成品となって山中に存在することで会員同士の親交も深まり、達成感と共に充実感も計り知れないものがありました。
現在では会員の平均年齢は60歳代後半となっています。発足時に50歳代だった会員も10年の年月を経てそれなりに年をとってしまいましたが、現在も各個人間で交流が図られている事は嬉しい限りです。
 
現在までの会の活動内容や遍歴は「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場管理棟2Fに展示してあますのでご覧になりたい方は管理人に一声かけてご覧ください。なお、「三島街道」復元跡はボランティアの会が個人的に日光森林管理署の許可を得て復元した道です。入山するには日光森林管理署の許可が必要です。個人的トレッキングやイベントに利用する事は出来ません。
また、道中の一部に会でカラマツを利用して組み上げた「桟橋」や土止め等が敷設してありますが、これらへの立ち入りや利用はご遠慮願います。万が一、これらを利用して怪我や事故等が発生しても日光森林管理署及び三島街道を復元する会には一切の責任はありません。入山に際して、事故や怪我等については個人的責任であることをご了承願います。
 
 
活動日 H25.7.22

第62回活動報告 H25.6.15

活動日 H25.6.24   


 6月は参加者が少なく中止となりました。男鹿山界隈のコンディションは最高なのですが、残念です。
集合場所である「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場の標高は820mありますので、気温は平野部とは5~6度の差があり、関東地方の平野部では6月中旬にも拘らず日中の気温は30度を超えるとの予報が出ている中、作業を行う条件としては最適でしたが、生憎都合により参加できないメンバーが多く中止となったことは残念でなりません。

さて、今回の作業は男鹿山林道とのとりつきより道なりに約3.0Kmほどの場所(ウドガ沢源流部)手前で土砂の崩落や転石で埋もれてしまったり、風倒木や枯倒木が倒れて道を塞いでしまっている場所を整備する予定でした。

キャンプ場の脇を流れる「男鹿川」の源流域には、解禁当初から途切れることなく釣り人が訪れているそうです。土曜日であるためか本日もざっと5~6人ほどは確認できました。車の台数から見るとその2倍の人は居ると思いますが、川の水は「渇水」であまり良い条件ではありません。国道沿いの横川の集落からつり上がる人や林道を約2.5Km進んでキャンプ場の手前に車を置き、さらに上流部まで歩いてから釣り上がっていく人もいる中、それでも一所懸命竿を出している姿は本当に釣り好きなのだなあ!!と感心してしまいます。しかし、ほとんどの釣り人は「ぼうず」1匹も釣れずにいそいそと違う川を目指して移動を始めて行く姿もまた本当に好きでなくてはできない趣味なのでしょう。

話はそれましたが、「三島街道を復元する会」も残りあと5回で終わりです。桟橋等の撤去は行わなくてよくなったものの、安心して安全に歩ける道造りは最後まで行っていきますので、是非、有終の美を飾れるよう皆さまの参加をお待ちしております。


今後の活動予定日をお知らせ致します。

    第63回  平成25年7月20日(土)
    第64回  平成25年8月17日(土)
    第65回  平成25年9月21日(土)
    第66回  平成25年10月19日(土)※
    第67回  平成25年11月9日(土)第2土曜日【最終回】

     ※印(10月)は作業後に懇親会を1泊2日で行う予定です。
      宿泊は{ワイルドフィールズおじか}キャンプ場となります。(会員限定)



報告日 H25.6.24

第61回活動報告 H25.5.18

活動日 H25.5.18                                                  
 
 
 毎年の活動は、毎年4月から11月の間で毎月1回(毎月第3土曜日、11月のみ第2土曜日)計8回を予定していますが、今期4月の活動については昨年同様、残念ながら晩雪の影響で横川林道や山中の残雪が多く危険であると判断し中止としましたので、今回(5月)が今期初の活動となります。
 
イメージ 1そこで、会の規約に則り第10期の「総会」を「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場のミーティングルームをお借りして開催しました。
議事内容は、報告事項では前期の収支及び活動報告と今期の予算及び活動スケジュールについてですが、出席会員に報告を行い満場一致を以って了承いただきました。
次に、議案の審議では、5年ごとに更新となる「日光森林管理署」と締結した「ボランティアの森」協定が今期11月に期間満了になるため、再度手続きを行う(更新)か否かの是非を含めて「三島街道を復元する会」の活動を継続するか解散かについてを議場に諮りました。
 
原状の作業内容については、過去の復元活動で作成した構築物(桟橋や木道)の維持及び管理作業と崩落個所の整正作業が中心ですが、近年の参加会員数では活動が滞り難しい状況である事を踏まえて、「日光森林管理署」で三島街道の復元作業で作成した構築物の処理方法について7月末までに結論を出して頂き、今期中(11月の活動日まで)に活動前の状態に原状復帰するか一部撤去及び復帰作業を行うかを検討して頂き、作業終了の段階(本年11月)で会を解散する事で参加会員全員一致で承認可決されました。
 
誠に残念ではありますが「三島街道を復元する会」は今期限りで解散します。発足当初、約60名ほどいた会員も現在では10名となり、平均年齢も65歳に届こうとしています。当初の計画であった現日光市の横川集落から「桃の木峠」を経由して現那須塩原市の古町までの全長32Kmの全線整備も、横川の「男鹿橋」から「桃の木峠」までの7Km区間は順調に進みましたが、法的制約や事故に対する責任問題等もあり、進捗は難しい状況でもあります。
なお、前年度までの2年間「三島街道を復元する会」の会長を就任した山口氏が都合により本年6月末をもって退任される予定でしたが、今期の会の状況を踏まえ11月末まで延長して会長を務めることとなり、日光森林管理署との調整および撤去作業の指示を仰ぐこととなりました。
 
イメージ 2今回の参加人数は総会8名、指導をお願いしている日光森林管理署より流域管理調整官の出席をいただき、9名で行いました。なお、作業はとりつきより「桃の木峠」までの間を風倒木や枯倒木の除去・撤去作業を中心に土砂崩落や木桟橋の被害状況を確認しながら進みましたが、特に大きな被害もなく、復元状態が保たれていました。
本日の天気は晴天、標高1,200mの「桃の木峠」でも気温は穏やかでした。「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場を出発して横川林道を進むにつれて、男鹿山の景色はまさに「新緑一色」。芽生えたばかりの若々しい新芽が日差しを優しく遮って心地よい景色が広がっていました。特に、標高1,000m地点から眼下に見下ろす「横川育成放牧場」の景色はこの時期にしか見ること                              のできない素晴らしい「緑の絨緞」が一面に広がっていました。
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翌週、「日光森林管理署」との協議の結果、崩落個所等に架けた「木桟橋」等の構築物については現状のまま据え置き、特に撤去や原状回復は行わなくてもよいという結果となりました。今期は、これらの桟橋の修復等に作業を割当て終焉を迎えたいと思います。誠に残念ではありますが、会員の皆さまにおきましては、是非、最終年度の作業にふるってご参加いただけることを願っております。また、今まで会の活動にご参加いただいた皆さまにおきましては、大変お世話になりました。
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第60回活動報告 H24.11.10

活動日 H24.11.10                                                   
 
 「三島街道を復元する会」も発足から早や10年が過ぎ、活動も60回目となりました。今期の活動は今回が最終となります。会の発足時には会員総数は60名程いた会員数も、発足時にご高齢の方が多かった事もあり徐々に脱会され、現在では19名となってしまいました。その内で作業に参加される方は毎回平均5~6名と寂しい状況となっています。発足から5~6年目までは健脚ぶりを披露してくれた方々もやはり年月には勝てないようです。それにもまして宇都宮や遠方から参加する会員の方々には片道100Km以上の距離を一人で往復運転することも負担が大きいようです。
現在では会員の平均年齢は50歳後半となってします。30歳~40歳代の会員は当初30人程度いましたが、会を重ねる度に減少し現在はいません。発足時に40歳代だった会員も10年の年月を経てそれなりに年をとってしまいましたネ!!。
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発足当初は旧「男鹿橋」より「桃の木峠」までの約9Km間の整備として、道片を塞いでいる針葉樹の伐採や枯倒木および風倒木の撤去、また間伐や下草刈り等の作業を中心に行ない、参加者も目標を持って充実した作業を行うことが出来ました。また、当初歩行が困難であった土砂等が崩れて道を塞いでしまった崩落個所等も鍬やスコップで整正し、「木桟橋」を組み上げたり「片桟橋」を架けたりと参加者が一丸となって取り組み、一人一人が努力した成果が完成品となって存在することで会員同士の親交も深まり、達成感と共に充実感も計り知れないものがありました。
 
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イメージ 4さて、今回の作業は三島街道復元跡を男鹿山林道とのとりつきから道なりに歩き、転石や風倒木・古倒木及び落枝の除去を行いました。時間的に「桃の木峠」までは余裕がないため中間点のウドヶ沢までの作業とし、ここを折り返し点(ここで昼食をとりました。)として作業を行いました。標高約1,000mの山中は紅葉も終盤となり枯れ葉が堆積していますが、これがクッションの代わりとなって歩きやすく疲れも溜まらない状況でした。それも高度が上がるほど強く感じました。当日はキャンプ場をとり囲む周りの山々では、山頂付近(標高1、200~1,300m)には雲がかかり、時々白く雪?化粧をした景観を覗かせているものの、中腹ではそれほど寒さは感じませんでしたが、時折山頂より吹き下ろす風は冷たく高度差を感ぜずにはいられませんでした。
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イメージ 6今年はキノコがほとんど出ていません。昨年は「クリ茸」「ナラ茸」「アミタケ」「ハナビラ茸」等・・・・斜面や切り株に結構生えていましたが、今年はどこを探しても1本も見つかりませんでした。元来特にキノコが大量に生える山ではありませんが、それにしても異常気象のせいなのでしょうか?また、「サル」「鹿」などの動物にも出会いませんでしたし、野鳥のさえずりも無く、静まり返った状況の中、我々が歩くたびに熊よけの鈴の音だけが異様に鳴り響いていました。
 
集合場所の「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場は、鮮やかに色付いた木々も落葉を始めいよいよ冬到来と言う兆しが見え隠れする気候となっていました。周りの木々は早いものでは落葉し寂しそうに佇んでいましたが、一部の木々の色付きは一番の見ごろとなっているものもあり、それは見事なものでした。
 
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今日は、東北道那須塩原ICから塩原温泉峡を抜け尾頭トンネル辺りまでの山々は今が見ごろで絶景です。また、日光自動車道からは今市鬼怒川ICから鬼怒川温泉郷を過ぎて龍王峡からが最高の紅葉が見られます。今年は特に黄色に色付く広葉樹が際立って、その中に点在する真っ赤な葉々が鮮明です。気温が一気に下がった年の紅葉は例年になく鮮やかで見ごたえがあります。
針葉樹でも「カラマツ」は「落葉松」と言われ葉が黄色に色づき落葉します。男鹿山の裾野から中腹まではこの「カラマツ」の林が一面に広がり、黄色い絨緞を敷きつめたかのような見事な景色を生み出します。今回も三島街道の標高約1,000mから見下ろした「カラマツ」の絨緞は本当に見事でした。
 
平均気温が5℃以下になると葉も枝から落ちて紅葉も終わりとなるそうです。キャンプ場付近では日中気温は10~13℃ですが朝晩は2~3℃まで冷え込むそうです。平均気温はそれでも7~8℃と言った状況でしょうか?5℃を割り込む日はそう遠くない日数で到達しそうですので、男鹿山界隈の紅葉を見るには11月初旬から中旬が最大のチャンスでしょう。