第46回活動報告 H22.10.16~17

 活動日 H22.10.16~17                    
 
イメージ 1今期5回目、通算で46回目の作業は、男鹿山林道とのとりつきより約4.5Kmの箇所の、前回「マイタケ」の小株を見つけた場所まで、道中で旬のキノコ(ナラ茸・ムキ茸・クリ茸・カヤ茸等)を採りながら進みました。残念ながら「マイタケ」はすでに取られて跡形もなくなっていましたが、ナラ茸やムキ茸は手に余るほど収穫できました。
 
 今回も「とりつき」横からのショートカットコースを辿っていきましたが、「マイタケ」のあった場所まで約1時間40分ほどかかりました。ただ、ショートカットコースは今期当初に行われた伐採工事の場所と重なったため、伐採樹木を運ぶためのなだらかなスロープ状の傾斜地に様変わりしており、以前の心臓破りの斜面とは比べ物にならないほど楽に登れる状態になっていました。イメージ 3
 
 
 さて、今回の参加者は会員各自の都合がつかず、6名と少々寂しい人数となりましたので、三島街道の復元作業と言うよりは、街道周りの自然観察を主眼としたキノコ採り中心の活動を行うこととしましたが、キノコを見つける度に急斜面を駆けのぼる健脚ぶりには改めて脱帽です。ちなみに、今回の参加者の平均年齢は60歳半ばなのですが!!!。
 
 昨年の活動日の頃は紅葉樹も色付き、標高約820mのキャンプ場周りでも約50~60%程度の紅葉でしたが、今年は遅いようで約10%程度でしょうか?。男鹿山林道を進み標高が高くなるにつれて木々の色づきも徐々に増していくものの、標高1,200m近辺でも赤や黄色に色づいた木々はまばらで、夏の暑さが長引いた影響なのか、紅葉が見ごろになるにはあと1~2週間はかかるのではないかと感じました。
 また、気温が低下する時期もずれたためか、道中には「クリ」のイガや「ドングリ」が例年に無く大量に落ちており、「熊」が一粒残さず実だけを食した痕跡が生々しく残っている状況でした。キャンプ場の情報でも、近辺で「熊」の目撃が例年に無く多いそうです。入山する際は、単独行動は避けたほうが良いかも知れません。
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 お目当ての「マイタケ」が収穫できなかったため、今年は豊作であると聞いた「マツタケ」を採りに行こうということになり、地元の数人の人しか知らないというある秘密の場所に案内してもらうこととなりました。滑落すれば命の補償は無いような急斜面を登り始めて、「命がけのマツタケ狩り」となりましたが、おおよそ30分ほど登って山の頂上近辺に到達しました。そこは「松の木」の大木が5~6本ほど生えた頂上で、斜面の一方は岸壁となったまさに「マツタケ」が生えそうな場所でしたが、約20分ほど探し回ってもお目当ての物は見つかりません。唯一、見つけた物と言えば、先客が落とした手袋(軍手)の片方のみ。残念!!チャンスがあればまたチャレンジしようと思います。
 
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 【情報1】
前回採れた卵の形をしたキノコは「スッポン茸」と言うそうです。まだ若いうちは球状の卵そっくりの形ですが、成長するとスッポンの頭に似た細長い形になるようで、左の写真がその最終形だそうです。あまりにも変態が大きくてビックリしました。ちなみに、若いうちは食しても毒は無いそうですが、成長した「スッポン茸」は毒があるようで、食べないほうがよいそうです。
 
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 【情報2】
これは「カヤ茸」と言うらしいです。カサが大きく、上に向かって開いているのが特徴のようです。キノコ通の間では、美味しいキノコのジャンルに入るとの事。今回は結構いろいろな場所に生えていました。詳しくは調べてみないと分かりませんが、あくまで聞いた話で、実際に食べたわけではありませんのであしからず。
 
 
 
 
 今回は作業後に恒例の「親睦会」を1泊2日で併せて行ないました。一緒に汗を流したメンバー同士が温泉に入り、打ち解けあい、旬の美味しい料理に舌鼓を打ち、酒を酌み交わし、深夜まで話が盛り上がりました。会のメンバーは皆陽気で、笑いの渦が絶えず和気藹々の楽しいひと時が続きました。ちなみに、宿泊場所は「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場の中の、『男鹿山荘』コテージでした。