第47回活動報告 H22.11.13

 
 活動日 H22.11.13                        
 
 
 今期最後(通算で47回目)の作業は、三島街道の復元作業が奥へ(先へ)と進んでいくほど、修復箇所に到着するまでの時間を短縮して作業時間を確保する必要があります。そこで、男鹿山林道と三島街道の「とりつき」の20mほど手前にある枯沢筋のガレ場を入り口として、直登すれば三島街道まで約150mで到達することができるショートカットコースを利用する回数が増えたため、この場所を歩行に支障のない状態に不陸整正作業を行なうこととしました。
イメージ 1このショートカットコースを利用すると、「とりつき」より三島街道跡を道なりに進んだ場合との差は約1.0Km、時間で30分程度の近道となります。また、ガレ場をほんの少し登ると今春に行われたカラマツの伐採工事の作業道(ブルドーザーの移動道)へ出るため、起伏の少ないスロープ状の平坦な傾斜地が続き、以前の心臓破りの斜面とは比べ物にならないほど楽に登れる状態となっていますので、作業時間の確保と参加者の体力を考えると非常に意義のある作業であることは間違いありません。 
 
 さて、今回の参加者は5名でしたので、三島街道の復元作業と言うよりは、復元のための補助的作業をメインとして行いましたが、参加者は急斜面を駆けのぼり、土砂を掘り、倒木等を利用して土止めを施し、階段を作り、楽に安心して登ることのできるショートカット道が完成しました。改めて参加者の健脚ぶりばかりか作業手順の良さには脱帽です。そのため、作業は距離にして約50mほどの区間でしたが、お昼前( AM11:45)には作業が終了しました。
 
 男鹿山の紅葉は、作業を行った標高約950m付近では終盤を迎え、木々に色付いている葉の数に比べ落ち葉のほうが多く目立つようになっていました。前月の紅葉は約10%程度だったものが、一気に下がった気温の変化により、色付き半ばで枯れてしまい、落ち葉となった様子も目で見てとれるほどの様相であり、更に高い場所では冬景色となっていました。イメージ 2
 
 今回は昼食後の時間を利用して、男鹿山林道の終点まで散策を行いました。三島道との「とりつき」から歩いて約1.5Kmほどですが、林道の終点まで行くのは今回が初めてです。この間は、最近、間伐を行ったようで杉やカラマツ等の針葉樹林以外の低木類は根元から刈られて、荒れていた林間もすっきりとなっていました。林道の終点は横川集落の手前までで、通り抜けはできませんでしたが、天候にも恵まれ、新鮮な空気をと景色を思う存分堪能することができました。
 
イメージ 3 今期は今回が最終ですが、来期はまた4月からスタートします。来期は、塩原側から入山し、男鹿川までの約20Km間を歩いてみる予定です。既に男鹿側の約6.0Km間は歩道整備が完了していますので、塩原側の「三島街道跡」約15Kmを散策しながら歩きたいとおもいます。雪解け後の新緑まぶしい5月下旬~6月上旬を予定しておりますので、会員の皆様は元より、興味のある方の参加をお待ちしております。
 
 なお、協力を頂いている「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場も10月末日で冬期休みとなりました。 宿泊施設や駐車場の利用はできませんのでご注意ください。