第45回活動報告 H22.9.18

活動日 H22.9.18                      
    
イメージ 1 平成15年に設立した「三島街道を復元する会」も8年目となり、今回の活動は通算では45回目の活動となります。作業は男鹿山林道とのとりつきより道なりに進むと約2.0Kmほどの場所(ウドヶ沢源流部)から作業を始め、更に約600m先までの間の不陸整正作業を行なうこととしました。過去に歩道整備を行った箇所でも、月日が経ち土砂の崩落や転石により埋もれてしまったり、自然に落ちた枯れ枝や枯木が倒れて道を塞いでしまっている状態を整備することで、安全で安心して歩ける状態に修復する作業です。参加者はこれまで何度もこの作業を経験しているため、唐鍬やツルハシ・鋸を使って手際よく作業をこなして行きました。
 
 さて、集合地点の「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場の標高は約820mあるため、気温は平野部とは3~5度は違いますが、今年は異常気象(猛暑)がまだ続いており、9月中旬までは26~30度まで気温が上昇する異常気象となっています。本日の作業を行なう標高1,100m近辺でも気温は下がったものの、それでも20度を超える猛暑となり、真夏を感じる気温となりました。また、例年では広葉樹木も色づき始める時期にもかかわらず、男鹿の山々ではまだ冬支度が始まっていない様相で、三島街道跡の作業場までの道中では一部で「山栗のいが」や「栃の木の実」が散乱している場所もありましたが、(中身は熊のえさとなって一粒も入っていない状態でした!!)紅葉樹木等で色づき始めているものはまだ無く、9月の中旬を過ぎたキャンプ場で、昼夜を問わず「半そで・短パン」で十分過ごせる状況なのには驚きです。この異常気象に関係があるのか、今年はキャンプ場の近辺で「熊を見た」との情報が多く寄せられているそうです。山に入る場合は、単独行動やおいしそうな匂いを発する弁当等は控えたほうが良いかも知れません。また、熊よけの「鈴」は必携です。
 
イメージ 2 今回の参加者は、会員が8名と日光森林管理署より流域管理調整官が指導に当たり合計9名での作業となりました。作業場までは林道と三島街道とのとりつき脇からショートカットコースを辿って行きましたが、ウドヶ沢源流部までは徒歩で約1時間10分ほどかかりました。午前10時にキャンプ場を出発しても到着は11時10分過ぎとなり、昼食の時間や帰り時間等を計算すると実質作業時間は2時間程度となります。この時間内でいかに効率よく作業を行なうか?によって完成までの工程も変わってきますが、今回の作業内容は単純作業でもあるため、昼食後の1時間を利用して「キノコ採り」をすることとしました。急斜面を滑落しないように一歩一歩踏みしめながら登りましたが、秋のキノコが生えるにはちょっと時期が早すぎたようです。やっとの思いで採れたキノコは調べてみたら毒キノコでした。残念!!しかし、急斜面に生えたミズナラの大木の根元で「マイタケ」を発見!!。残念ながらまだ生えたばかりで収穫までには至りませんでしたが、あと1~2週間もすれば立派なマイタケに成長しているはずです。
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誰かに先に取られないことを願って下山としましたが、林道から1時間30分も山奥に分け入り、熊が出没する環境の中を1人「でマイタケ」採りに行く勇気があれば、後でチャレンジしたいと思っています。かなりの急斜面に生えた大木の根元ですし、熊との遭遇もありそうなので命がけになるかもしれませんが?
  
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さて、キノコ採りをしていると、まるで
何かの卵かと見間違うばかりのキノコを発見しました。大きさは卵の黄身位で、触った感触は「ブヨブヨ」と柔らかい感じです。どなたかこのキノコの名前をご存知でしょうか?
毒キノコではなさそうですが?