第41回活動報告 H21.10.17

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活動日 H21.10.17

三島街道


 今期5回目、通算で41回目の活動となる今回の作業は男鹿山林道とのとりつきより約6.0Kmのの前回修復した箇所から更に先の「桃の木峠」までの約300m間の不陸整正作業を行ないました。

先週は南大東島沖で発生した台風18号が太平洋を北上、東海沖から本州に上陸し長野県から新潟県を縦断し日本海に抜けオホーツク方面に北上したことで、栃木県でも大雨・強風による影響が懸念されましたが特に被害も出ずに通過しました。ここ栃木県と福島県の県境に位置する男鹿山の「三島街道」跡も毎年台風により何らかの被害が出ていましたが、今回は台風の進路がずれたことで、修復を伴なうような被害が出なかったことは幸いでした。

 さて、今回の作業で全線(男鹿林道との「とりつき」より「桃の木峠」までの全長約6.3Km)を1m
幅で歩ける状態までの修復作業は一応完了となりました。ただ、過去に不陸整正作業を行った箇所でも既に土砂等の崩落により再度手をいれて修復しなくてはならない箇所も多々ありますので、これらを更に丈夫で長持ちする状態に仕上げる作業を行ない、誰もが今以上に「安全・安心」に歩ける歩道の完成を目指して活動を続けて行きたいと思います。

 今回の作業場まではショートカットコースを辿っても約1時間30分ほどかかってしまいます。また、ショートカットコースは高低差がきついため、体力に自信の無い者は復元道なりに迂回?していくこととなり、ここで約15~20分程度の時間差が生じます。各自作業自体の効率は特に変わりは無いものの、現場での作業は2時間程度となりますので、参加人数により差が出ることは否めません。今回の参加者は、会員が10名と日光森林管理署より流域管理調整官が指導に当たり合計11名での作業を行ないました。発足当初より参加しているベテラン会員達は土砂や転石により埋もれてしまった路肩や斜面を歩ける状態に修復する作業や枯倒木や唐松を利用して桟橋を架ける作業はこれまで何度も経験していますが、今回は当初の目標でもある「桃の木峠」手前の最深部での仕上げ作業ということで参加者にも作業に気合が入り、今期第2の難所と言われた崩落箇所も見事なまでに修復できました。

 今回も天候に恵まれたことで、標高850mのキャンプ場周りではまだ早かった紅葉も男鹿山林道を進んでいくと標高が高くなるにつれて木々の色づきが増し、作業場の標高1,200m近辺では赤や黄色に色づいた広葉樹が見事なまでに広がり身も心も癒されました。なお、今回は作業後に恒例の「親睦会」も1泊2日で併せて行ないました。一緒に汗を流したメンバー同士が一緒に温泉に入り、打ち解けあい、旬の美味しい料理に舌鼓を打ち、酒を酌み交わし、深夜まで話が盛り上がりました。会のメンバーは皆陽気で、笑いの渦が絶えず和気藹々の楽しいひと時が続きました。


三島街道