第40回活動報告 H21.9.19

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活動日 H21.9.19

三島街道


 今期4回目、通算で40回目の活動となる今回の作業は、男鹿山林道とのとりつきより約5.8Kmの前回修復した箇所から更に約200m先までの間の不陸整正作業を行ないました。土砂や転石により埋もれてしまった斜面を歩ける状態に修復する作業はこれまで何度も経験しているため、参加会員は皆手際よく作業をこなし、立派な道が出来上がりました。これで当初の目標である「桃の木峠」まで(1m幅で歩くことが出来る歩道の整備)は残すところ約600mとなりました。この先あと1箇所崩落箇所の整備作業はありますが、何とか開通の目途が見えてきました。過去に行った修復箇所にも再度手を入れなくてはならない場所も数箇所ありますが、「安全に、安心して、楽しく歩ける道作り」三島街道跡の復元作業も事故もなくここまでこれたことは、参加会員の方々は勿論、日光森林管理署をはじめ関係者には深く御礼申し上げたいと思います。

 さて、集合地点の「JOBSおじか」キャンプ場の標高は約820mあるため気温は平野部と2~3度は違いますが、標高1,200mの作業場近辺では更に気温も下がり肌寒ささえ感じる気温となりました。男鹿の山々ではすでに冬支度が始まっているようで、三島街道跡の作業場までの道中には「山栗のいが」が散乱している場所も多くあり(中身は熊のえさとなって一粒も入っていない状態)気の早い紅葉樹木は色づき始めているものもあります。9月の中旬と言えども平野部では「半そで・短パン」でも十分過ごせる状況なのに、昼食休憩をとっていると急に体が冷えてジャケットを羽織らないと寒くていられない気温には驚きました。

 今回の作業場まではショートカットコースを辿っても徒歩で約1時間30分ほどかかります。午前10時にキャンプ場を出発しても現場到着は11時30分過ぎとなり、帰りの時間や昼食等を鑑みても実質作業時間は2時間程度となります。この時間内でいかに効率よく作業を行なうか?によって完成までの工程も変わってきます。今回の参加者は、会員が9名と日光森林管理署より業務課長が指導に当たり合計10名での作業となりました。作業は結構重労働でしたが、本日の計画区間の修復作業は予定通り終了しました。「とりつき」より「桃の木峠」までを今期残り2回(約4時間)の作業で復元することは難しいかもしれませんが、会員の皆様の力で何とか完成するよう取り組んで行きたいと思いますのでご協力の程よろしくお願いいたします。


三島街道