第26回活動報告 H19.8.18

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活動日 H19.8.18

三島街道


 今回の活動は今期(第5期)4回目発足から通算で26回目となりますが、残念ながら今月も先月と同様、自宅(宇都宮)を出発する時刻は雨模様となっていました。昨日までは日本各地で猛暑に見舞われ過去最高気温のオーバー40度を記録した地域も多発しましたが、中国大陸で発生した前線が発達し雨雲を作り関東地方南部から急に北上したことで、ここ栃木県北部の山間部でも昨晩から雷雨を伴う雨が降り出しました。しかし、今朝の天気予報では朝晩は雨が降るが、日中の午前10時頃から午後4時頃までは一時的に小雨がぱらつくものの曇天となるとの予報だったため作業を行なうことを前提として会員の方々に集まっていただき、現地で様子を見ることとしました。集合したメンバーの思いが通じたのか、ぱらついていた雨も作業時間の午前10時頃には予報どおり上がり作業を行なえる状況となりました。ただし、日光森林管理署との話し合いにより本日計画していたウドガ沢源流域への道程と作業は危険と判断して、林道とのとりつき口より約1.0Km下りの横川林道と併行している三島街道跡(5月にイベントで除伐を行っている箇所)の不陸整正作業と伐採作業を行うこととしました。
作業開始後も曇天で時々小雨がぱらつく空模様でしたが、とりつきの標高(950m地点)でも猛暑の影響からか26度と気温が高いばかりか雨の影響で湿度も高く少し身体を動かすだけで汗が珠のように吹き出てくる状況でした。ただ今回は急登な上りによる経路が無いため、体力の消耗も少なく作業内容としては比較的楽な状況でした。

 今回の参加人数は会員16名で作業をおこないましたが、昼食時の12時頃に、にわかに雨足が強くなってきたため作業を中断し帰路に着くこととしました。しかし、平坦な街道跡の作業(不陸整正)は予想以上に捗り、約1.0Km間を午前中の約2時間作業で見事に完成させ終了となりました。今回の作業場所はほぼ道片が残っており、一部土砂が堆積した斜面の整地が中心のため唐グワとジョレン及びつるはしが大活躍、また、枯倒木の撤去作業もベテラン勢が手際よくこなし、約50m程の土砂は見る見るうちに削り取られ、人が安心して歩ける1m幅の歩道が見事に完成しました。

 作業終了時からお昼過ぎにかけては一時的に強雨となった空模様でしたが、午後2時頃からは雨雲の切れ間から青空が見え始める程に天候は回復しました。三島道の復元の第1期作業も難所はほぼ修復を完了し、残りの行程は今期中には終盤を迎える計画でいましたが、ここ2ヶ月雨により遅れた復元作業をどこまで挽回できるか?今期あと残り3回のスケジュールを綿密に練って「桃の木峠」までを安全で安心して歩ける歩道として完成する事が出来るように取り組みたいと思います。


三島街道