第61回活動報告 H25.5.18
活動日 H25.5.18
毎年の活動は、毎年4月から11月の間で毎月1回(毎月第3土曜日、11月のみ第2土曜日)計8回を予定していますが、今期4月の活動については昨年同様、残念ながら晩雪の影響で横川林道や山中の残雪が多く危険であると判断し中止としましたので、今回(5月)が今期初の活動となります。
そこで、会の規約に則り第10期の「総会」を「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場のミーティングルームをお借りして開催しました。
議事内容は、報告事項では前期の収支及び活動報告と今期の予算及び活動スケジュールについてですが、出席会員に報告を行い満場一致を以って了承いただきました。
次に、議案の審議では、5年ごとに更新となる「日光森林管理署」と締結した「ボランティアの森」協定が今期11月に期間満了になるため、再度手続きを行う(更新)か否かの是非を含めて「三島街道を復元する会」の活動を継続するか解散かについてを議場に諮りました。
原状の作業内容については、過去の復元活動で作成した構築物(桟橋や木道)の維持及び管理作業と崩落個所の整正作業が中心ですが、近年の参加会員数では活動が滞り難しい状況である事を踏まえて、「日光森林管理署」で三島街道の復元作業で作成した構築物の処理方法について7月末までに結論を出して頂き、今期中(11月の活動日まで)に活動前の状態に原状復帰するか一部撤去及び復帰作業を行うかを検討して頂き、作業終了の段階(本年11月)で会を解散する事で参加会員全員一致で承認可決されました。
誠に残念ではありますが「三島街道を復元する会」は今期限りで解散します。発足当初、約60名ほどいた会員も現在では10名となり、平均年齢も65歳に届こうとしています。当初の計画であった現日光市の横川集落から「桃の木峠」を経由して現那須塩原市の古町までの全長32Kmの全線整備も、横川の「男鹿橋」から「桃の木峠」までの7Km区間は順調に進みましたが、法的制約や事故に対する責任問題等もあり、進捗は難しい状況でもあります。
なお、前年度までの2年間「三島街道を復元する会」の会長を就任した山口氏が都合により本年6月末をもって退任される予定でしたが、今期の会の状況を踏まえ11月末まで延長して会長を務めることとなり、日光森林管理署との調整および撤去作業の指示を仰ぐこととなりました。
今回の参加人数は総会8名、指導をお願いしている日光森林管理署より流域管理調整官の出席をいただき、9名で行いました。なお、作業はとりつきより「桃の木峠」までの間を風倒木や枯倒木の除去・撤去作業を中心に土砂崩落や木桟橋の被害状況を確認しながら進みましたが、特に大きな被害もなく、復元状態が保たれていました。
本日の天気は晴天、標高1,200mの「桃の木峠」でも気温は穏やかでした。「ワイルドフィールズおじか」キャンプ場を出発して横川林道を進むにつれて、男鹿山の景色はまさに「新緑一色」。芽生えたばかりの若々しい新芽が日差しを優しく遮って心地よい景色が広がっていました。特に、標高1,000m地点から眼下に見下ろす「横川育成放牧場」の景色はこの時期にしか見ること のできない素晴らしい「緑の絨緞」が一面に広がっていました。
翌週、「日光森林管理署」との協議の結果、崩落個所等に架けた「木桟橋」等の構築物については現状のまま据え置き、特に撤去や原状回復は行わなくてもよいという結果となりました。今期は、これらの桟橋の修復等に作業を割当て終焉を迎えたいと思います。誠に残念ではありますが、会員の皆さまにおきましては、是非、最終年度の作業にふるってご参加いただけることを願っております。また、今まで会の活動にご参加いただいた皆さまにおきましては、大変お世話になりました。