第37回活動報告 H21.5.16

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活動日 H21.5.16

三島街道


 今期(第7期)の活動は、例年通り4月より11月までの毎月1回(第3土曜日)を割当て、計8回を予定していましたが、4月度の作業は初旬に福島県と栃木県境の山々に降った晩雪の影響で、男鹿山の山中(標高1,100m)では残雪が溶けず、また、とりつきまでの横川林道の状態も悪いため、作業を行なうには危険と判断し中止としました。そのため、今回(5月度)が今期初の活動(通算37回目)となります。今期は日光森林管理署管内の「三島街道」跡(旧男鹿橋~桃の木峠間)の全線完成を目標として取り組みますが、先ずは林道との「とりつき」より街道跡を道なりに譲歩し、過去に修復の完了している木桟橋や修復跡の確認をしながら「桃の木峠」まで一気に登り、峠より戻りながら一部箇所の不陸整正作業を行なうこととしました。
とりつきより道なりに行くと、昨年修復を行なった崩落箇所(とりつきより約5.5Km地点)には約2時間ほどかかりましたが、残念なことに強固に単管(足場パイプ)で土台を組み作成した木橋(片桟橋)が、岩盤の崩落によりかろうじて原形は留めているものの、渡って歩くにも危険な状況に様変わりしており、再度修復を必要とする箇所となっていました。しかし、他の複数箇所の木橋(片桟橋)等は過去に築き上げてきたノウハウにより、無事な姿でしっかりと踏ん張って佇んでおり一安心でした。

 本日の天気は生憎の曇天と言うこともあり、まして標高1,150m地点では気温も上がらず身体を休めると急に寒さが身に凍みる気温でした。ここで昼食タイムを約30分ほど取ってから、今期の作業のメインとなる「桃の木峠」まで間を状況を見ながら進むこととなりましたが、この間、約1.5Kmの距離も地形図上では等高線の間隔も広く起伏も無く平坦な場所のように思えた場所も、結構起伏もあり街道跡も消えかかっているようなガレ場もあり、時間的にも体力的にも結構厳しい状況でもありました。「桃の木峠」到着、午後1時30分。


三島街道